メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

今週の本棚

橋爪大三郎・評 『社会制作の方法』=北田暁大・著

 (勁草書房・2700円)

構築主義のモチーフを再構成

 北田暁大(あさひろ)氏は、社会学の理論「構築主義」を正面から論じている。力のこもった一冊だ。

 構築主義といっても、馴染(なじ)みがない読者もいよう。本書は論文集なので、細かい論点は追わず、考えの大筋を紹介する。

 構築主義はまず世界を、人間に作られたもの(社会)/作られないもの(自然)に分ける。たとえば男女の体のつくり(セックス)は後者だが、男女のあり方(ジェンダー)は前者だ。作られたものなら、時代や文化によって変わるし、変えられる。だから現状を批判できる。

 人間が作っているとしても、自覚できるとは限らない。ここが、マルクス主義と似ている。市場経済や階級の…

この記事は有料記事です。

残り1180文字(全文1487文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 卓球の水谷選手への恐喝未遂容疑で駒大生2人と少女を逮捕

  2. 「最下位」茨城県知事を怒らせた「魅力度ランキング」 本当の使い道

  3. 桜を見る会 首相推薦1000人 昭恵氏分も 自民関係者のものが4割占める

  4. 桜を見る会招待者名簿、資料要求の日に廃棄 「シュレッダー空いてなかったから」

  5. シャープ旧本社跡地にニトリ出店

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです