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平成ものがたり

群馬の記憶 第1部/4 フジテレビ・阿部知代さん 桐生市出身 働く女性の幅広げて /群馬

 それはフジテレビにとって画期的な出来事だった。平成5(1993)年、この年から女性アナウンサーが「一人」でニュースを読むようになった。それまで定時ニュースは男性アナウンサーが担当していた。その慣例を打ち破ったのは桐生出身の阿部知代さん(55)だった。【吉田勝】

 阿部さんは県立桐生女子高を卒業後、上智大文学部新聞学科に進学した。高校時代からマスコミ志望で「テレビで報道の仕事がしたい」と思っていた。

 昭和52(77)年、日本赤軍が日航機をハイジャックした「ダッカ事件」が起きました。当時中学2年生だった私は、それをテレビで見ました。ハイジャック犯が立て籠もった日航機は何時間も動かないのに、テレビは延々とその様子を映し出し、日本中がその映像にくぎ付けでした。その時、「映像の力」を感じました。それがテレビ局を目指した原点だと思います。

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