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ともに・2020バリアーゼロ社会へ

参考書点訳、数カ月待ち 勉強、仕事に支障

パソコンの読み上げソフトを使って論文を読む竹保さん=京都市の京都外国語大で

 紙の出版物を利用できない障害者向けの本や雑誌は少なく、勉強、趣味、仕事とさまざまな面で社会参加の障壁になっている。出版物の電子データが提供されれば読書環境が大きく改善される可能性があるが、毎日新聞のアンケートからも、海賊版被害を懸念する出版業界の抵抗感が根強いことがうかがえる。【原田啓之】

 4年前の春、京都外国語大(京都市)に入学したばかりの全盲の竹保(たけやす)遥さん(22)に、女性職員が申し訳なさそうに切り出した。「(点字に翻訳した)英語の教科書が届いていないの」。講義は3日後に迫っていた。竹保さんは「分かりました」と肩を落とした。

 竹保さんのため、大学はボランティア団体に依頼して教科書を点字に翻訳したが、週20時間分におよび、3分の1は講義開始に間に合わなかった。竹保さんは友人に教科書を読み上げてもらうなどしてしのいだ。

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