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米中通商協議始まる トランプ氏協議の進展に自信

北京のホテルを出る米通商代表部のゲリッシュ次席代表(右から2人目)=7日、共同

 【北京・赤間清広】米中両政府は7日、次官級による通商協議を北京で始めた。昨年12月に貿易戦争の「一時休戦」で合意して以降、貿易問題を巡る初の直接交渉の場となる。3月1日の交渉期限をにらみ、米中の対立回避に向けた落としどころを探る。

     米国側はゲリッシュ通商代表部(USTR)次席代表が交渉団を率い、関係省庁の高官も参加した。中国側は王受文商務次官が出席。香港紙によると、劉鶴副首相は協議に参加しなかったものの、米交渉団を出迎えたという。8日も協議を継続する。

     今回の協議で前進があれば、米中は今月中旬にもライトハイザーUSTR代表と劉副首相による閣僚級協議を開催する。トランプ米大統領は6日、記者団に「中国はディール(取引)を望んでいる」と述べ、協議の進展に自信を示した。

     米国側は中国による巨額の対米貿易黒字に加え、外国企業に対する技術移転の強要や政府主導の産業政策も問題視しており、中国に包括的な対応を求めている。

     中国側は1兆2000億ドル(約130兆円)を超える米国産品の輸入計画を打診している模様で、米国産の自動車に課していた追加関税を今年1月から3カ月間、暫定的に停止するなど歩み寄りの姿勢を鮮明にしている。しかし、より踏み込んだ譲歩を迫るトランプ政権の納得を得られるかは依然、不透明だ。

     米中は昨年12月1日の首脳会談で、米国が今年1月1日に予定した年間輸入総額2000億ドル規模の中国製品に対する追加関税(現行10%)の25%への引き上げを見送る代わりに、3月1日を期限に通商協議に入ることで一致した。

     期限内に交渉がまとまらなければ、米国側は凍結していた25%への引き上げを実行に移す構え。中国も報復に出るのは確実で、貿易戦争が一段と深刻化するリスクは消えない。

     中国外務省の陸慷(りくこう)報道局長は7日の定例記者会見で、次官級協議の開始を認めたうえで「中米は積極的・建設的な対話を行っている。経済摩擦は両国にとっても、世界経済にとっても好ましくない」と述べ、話し合いによる対立回避に強い期待を示した。

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