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月刊相撲

大相撲名場面 1989年初場所 千代の富士から金星を挙げた寺尾

元関脇・寺尾の錣山親方

負けん気の大切さ学ぶ

 昭和天皇の崩御から2日後に初日を迎えた1989年の初場所。平成最初の本場所を沸かせたのが、前頭筆頭の寺尾(最高位・関脇、現錣山親方)だ。8日目に横綱・千代の富士(故人)から金星を挙げ、初の殊勲賞を獲得。場所後には新関脇に昇進した。

 父は元関脇・鶴ケ嶺(故人)で2人の兄も関取という「角界のサラブレッド」。スピード感あふれる突き押し相撲で随一の人気を誇った。39歳まで現役を続け、通算出場は歴代3位の1795回。「鉄人」とも称された。錣山親方が「断トツで強かった」と振り返るのが千代の富士だ。この初場所までの対戦成績は7戦全敗。中日での対戦に向け「まわしを取っても勝てない。突っ張るしかない」と、強みを前面に出すことを…

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