「毒虫、触ると死ぬ」明治の姉川地震でもデマ 公文書を滋賀県公開

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当時の東浅井郡役所が姉川地震の被災状況を県に報告した震災記録。「死ニ年」「天ヨリ灰(又毒虫トモ云フ)降リ来リ」などと記されている=滋賀県庁新館3階の県政史料室で2018年10月29日午後1時37分、北出昭撮影
当時の東浅井郡役所が姉川地震の被災状況を県に報告した震災記録。「死ニ年」「天ヨリ灰(又毒虫トモ云フ)降リ来リ」などと記されている=滋賀県庁新館3階の県政史料室で2018年10月29日午後1時37分、北出昭撮影

 災害時に出回るデマについて考えてもらおうと、1909(明治42)年に死者41人を出した滋賀県北東部の姉川地震の際、「毒虫が降り、触ると死ぬ」などの話が流されたとする公文書を滋賀県が県庁内で公開している。熊本地震や西日本豪雨でもデマが避難や復旧の妨げになっており、県担当者は「被災者は不安な気持ちからデマを信じやすい。当時の記録を見て、教訓を生かしてほしい」と話している。

 公文書は、同年8月14日に発生した姉川地震を受け、当時の東浅井郡役所が県に提出した「震災記録」。明治42年は「死に年」に通じるとして「まもなく灰か毒虫が天から降り、触れるとすぐに死ぬ」と告げる「行者」が現れたなどと記されている。

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