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排出削減の数値目標盛り込む 今年度内に最終決定
政府の「プラスチック資源循環戦略」案を環境省の中央環境審議会小委員会が了承した。資源の無駄遣いを減らすとともに、深刻さを増すプラスチックの海洋汚染を防止するため、使い捨てプラスチックの排出削減などで意欲的な数値目標を盛り込んでいる。国民からの意見募集を経て、今年度中に戦略を最終決定する。環境省は来年度予算案で70億円の戦略推進事業費を確保した。だが、施策の具体化はこれからで、政府には、理念倒れに終わらせない取り組みが求められている。
政府が意欲的な目標を盛り込んだ戦略案を策定した背景には、プラごみの海洋汚染対策として昨年6月の主要7カ国(G7)首脳会議で提案された「海洋プラスチック憲章」に賛同せず、環境NGOなどから「対策に後ろ向きだ」と批判を浴びたことがある。
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