認知機能障害

治療に光 かすかな記憶、薬で復活 ヒスタミン分泌促進

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷

 刺激物質ヒスタミンの分泌を脳内で促す薬を投与すると、「忘れたようなかすかな記憶」をスムーズに思い出せるようになることがマウスとヒトの実験で判明したと、北海道大などの研究チームが8日、米医学誌電子版に発表した。記憶力が悪い方が効果は大きかったといい、アルツハイマー病など認知機能障害の治療薬開発につながる可能性があるとしている。

 チームは、脳内の神経細胞で情報のやりとりにヒスタミンが使われ、記憶に関係している点に着目。マウス実験では、匂いや触感で触れた経験を判断する性質を利用し、実験箱で複数のおもちゃを入れ替えて観察した。3日経過すると、最初からあるおもちゃと入れ替え後のおもちゃを区別できなくなった。しかしヒスタミンの分泌を促進する薬を与えたところ両者を区別できるようになった。

この記事は有料記事です。

残り350文字(全文692文字)

あわせて読みたい

ニュース特集