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遺伝子を効率よく改変できるゲノム編集技術と電気による刺激を組み合わせて、バイオ燃料を作る藻類の生産効率を1・7倍にすることに中央大とデンソーなどの研究チームが成功した。成果は国際学術誌「バイオテクノロジー・フォー・バイオフューエルズ」(電子版)に掲載された。
チームは、中央大研究開発機構の原山重明・機構教授(分子生物学)ら。藻類の中でも増殖が速く、細胞内に多くの油脂をためることのできる「コッコミクサ」を用いた。
これまでコッコミクサは細胞壁が分厚く、ゲノム編集するためのたんぱく質を直接細胞内に入れることが困難だった。そこで、原山教授らは電気刺激を利用。コッコミクサの細胞機能を損なわず、細胞壁に穴を開けることができるよう電圧を調節し、効率よくたんぱく質を細胞内に入れられるようにした。
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