メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

  • 政治プレミア
  • 経済プレミア
  • 医療プレミア
  • トクトクプレミア
女の気持ち

セルフレジ 茨城県つくば市・中嶌弘子(主婦・72歳)

[PR]

 近くのスーパーがセルフレジを導入した。今まで店員さんが入力していたバーコードを自分で入力、支払いをする。何だか放り出されたような気持ちになっていた。

     ある日、懇意にしている建築屋さんが来て、「近くのホームセンターのレジがセルフレジになって、もう買いにいけない」と言う。夫も「そうなんだよ。みんなセルフレジになって買い物に行けなくなった」と嘆いた。その気になればできないことではないが、やりたくない気持ちが先にきてしまうのだろう。過疎地でもないのに「買い物難民」化している人が、結構いるような気がしてならない。

     少し前の商店はお客が来たら「いらっしゃいませ」と声をかけ、品物を渡しながら「ありがとうございました」と言っていた。それは物を売る側の最低限のあいさつだったと思うが、セルフレジは「お支払い方法を選択してください」「金額をご確認のうえカードを入れてください」「レシートをお受け取りください」と必要なことしか言わない。何とも味気ない。

     人はコミュニケーションにより育っていく部分があると思っている。子供のころ、近所の商店街のおじさんやおばさんに教えられたことがたくさんあった。戻れる世界ではないことは分かっているが、セルフレジには、店側の誠意や感謝を感じることがない。

     人の心の荒廃がこんなつまらないことから進んでいかなければいい、と思うのは、ただの杞憂(きゆう)なのだろうか。

    おすすめ記事
    広告
    毎日新聞のアカウント
    ピックアップ
    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 「反日は一部」「少し感情的」日韓市民、一層の関係悪化を懸念 GSOMIA破棄に

    2. 中谷元防衛相「最悪の決断」 韓国のGSOMIA破棄に

    3. 韓国の見切りに日本「まさか」「困るのは…」 GSOMIA破棄

    4. 東京パラスペシャルサポーター・香取慎吾さん「できるだけ多くの人、観戦して」

    5. 米国防総省「強い懸念と失望表明」 韓国のGSOMIA破棄で声明

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    今週のおすすめ
    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです