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ブックウオッチング

『空をゆく巨人』 川内有緒さん

「世界的な現代美術家といわきの人々はアートの力で結びついていた」と話す川内有緒さん=木村滋撮影

 (集英社・1836円)

 世界的に活躍する中国出身の現代美術家、蔡國強さん(61)と福島県いわき市の男性の交流を描いた、作家の川内有緒(ありお)さんの新作「空をゆく巨人」が第16回開高健ノンフィクション賞(集英社主催)を受賞した。「私自身が2人の強烈な個性に引かれた」と川内さんは話す。【明珍美紀】

 「国籍も職業も異なる彼らをつなぐものはアートだった」と川内さんは言う。

 米ニューヨークを拠点に活動する蔡さんは、中国福建省生まれ。文化大革命の時代に青年期を過ごし、自由を求めて29歳から9年を日本で過ごした。紙の上で火薬を爆発させ、その痕跡で絵を描く「火薬画」に打ち込んでいた蔡さんが、ギャラリーの経営者を通じて出会ったのが、いわきで会社を経営していた志賀忠重さん(68)だ。地元の仲間たちと創作に協力し、蔡さんが渡米して世界にはばたいた以後も、志賀さん率いる「いわきチ…

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