メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

奇跡の傍らで

「安定期」間違いの元 妊娠5カ月、旅行中に出血=荻田和秀・りんくう総合医療センター産科医

マンガ「コウノドリ」(C)鈴ノ木ユウ/講談社

 「安定期って、あんたそれ」

 思わず上方落語のサゲ前のような嘆きが口をつきました。実のところ、半分怒っているんです。

 先日、妊娠5カ月(18週)の旅行中の妊婦さんが出血の訴えで来院しました。本来、閉じているはずの子宮口が開き、赤ちゃんを包んでいる膜(卵膜)の一部が見えています。つまり、流産が進行して、にっちもさっちもいかない状況です。イチかバチか子宮口をくくる(頸管縫縮(けいかんほうしゅく)術)か、これ以上進行しないことを祈りながら経過をみるかどちらかしかありません。

 手術そのものに3割程度の流産のリスクがあることを説明しましたが、妊婦さんは手術を選びました。なんと…

この記事は有料記事です。

残り1009文字(全文1295文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 拳銃置き忘れの女性巡査長に停職1カ月 風俗店でバイトも 依願退職

  2. 天皇陛下即位を祝う献上品に文化庁長官制作の「シュプリンゲン」

  3. 山口組ナンバー2出所 暴力団の勢力図、塗り替わる可能性も

  4. 菅原経産相指示「この人はカニ、この人はイクラね」 立憲が元秘書の音声データ公開

  5. 人生は夕方から楽しくなる 政治ジャーナリスト・田崎史郎さん 「地獄」見たからこそ、分かることがある

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです