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SUNDAY LIBRARY

小林 聡美・評『遺言』『金子兜太 私が俳句だ』

◆『遺言』志村ふくみ、石牟礼道子・著(ちくま文庫/税別950円)

◆『金子兜太 私が俳句だ』金子兜太・著(平凡社/税別1200円)

 小学校高学年の頃、私は小さな大人並みに大きかった。なにしろその頃から現在まで身長が3センチしか伸びていないのだ。だから子供会のバレーボールチームでは、エースアタッカーだった。コーチは近所のおばさん、チームメートは学年混合。地域の子供会だからか、スポ根的な堅苦しい雰囲気はなく、「○○ちゃん」と呼び合い、でも、なんとなくお姉さんとして、とか下級生だから、とお互い思いやっていたような気がする。ところがそのつもりで、中学に入学してバレーボール部に入ると、そこは理屈抜きの先輩後輩なる絶対的上下関係。年が一つ違うだけで、なぜこんな意味のない服従を強いられるのか意味が分からなくてすぐやめた。つまり私には体育会系(軍隊系?)の精神が全くなかったのである。

 先輩と呼びたいのは、尊敬できるひと。年下にも尊敬できるひとはいるが、人生が滲(にじ)み出る年上の先輩の言葉には、深みと光がある。

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