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動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」が若者たちに人気だ。学校や自宅で踊ったりポーズを決めたり、スマートフォンでとにかく撮りまくってインターネットで公開する。「インスタ映え」に続くこの現象。背景には一体何が--。【鈴木梢】
対人関係「1対1」から「1対みんな」へ
東京で暮らすあおみさん(19)はTikTokに、グループで覚えたダンス動画を投稿している。動画を見た人と仲良くなることもあり、仲間とのつながりを実感できる。あおみさんの友達の一人は元カレに別れたことを後悔させたくて、満ち足りた表情の動画をアップして「今、こんなに幸せなんだ」と訴える。「有名になりたい」との願望がある別の友達は、お気に入りの顔でカメラ目線を送り、閲覧数6万9000回を稼ぐ。
TikTokは中国の企業が開発し、音楽に合わせて15秒までの動画を投稿できる。日本では2017年からサービスを開始し、国内の月間総再生回数は130億回を超えている。昨年末、「現代用語の基礎知識選 2018ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされた。
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