メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

 海のすぐそばに、海岸線に沿うようにしてコンクリートの壁があれば、たとえさほど高いものでなくとも、それは防潮堤とか防波堤と呼ばれるものだろう。

 それ、それ、と言うように、<その存在>がコンクリートの壁のほうに、ちょうど釣り上げられたり打ち上げられたりした魚が自由を奪われた体で地面を叩(たた)くように、不審げな視線をぶつけていたので、僕はたぶんその壁の名称を聞いているのだろうと理解したのだ。

 いや、ぶつけられていたのは視線だけではなかった。同時に、手で壁を叩いていた。

この記事は有料記事です。

残り2168文字(全文2403文字)

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら
おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ラグビーW杯、なぜ「旭日旗」騒動ないの?五輪では日韓対立

  2. 「帽子なくして注意したら『本当の父親じゃない』に激高」供述 さいたま小4遺棄

  3. さいたま小4殺害 一家を知る人ら「信じられない」「なぜ」 遺棄容疑、父逮捕に

  4. 職場で体調崩し、女性は死亡した 119番まで「3時間40分」早められたのか

  5. 遺棄容疑で逮捕の父「若くてすらっとした印象」 「親子3人仲が良さそうだった」との声も

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです