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発言

ローマ法王来日の意味=上野景文 文明論考家・元駐バチカン大使

 本年後半、ローマ法王の来日が38年ぶりに実現する運びだ。フランシスコ法王は「国際的良心」と目され、かつ、「日本への思い」が強い。温かく迎えられるにふさわしい。

 ローマ法王とはいかなる存在か。ローマ法王は、全世界に根を張るカトリック教会の頂点に立ち、約13億人のカトリック教徒を束ねる「宗教指導者」だ。同時に、バチカン市国の「国家元首」として、バチカンを訪れる各国首脳らと次々に会見する一方で、貧困と格差、移民・難民問題、紛争の終結などの世俗的な諸問題について国際社会に警鐘を鳴らす「ご意見番」としての顔を持つ。

 日本滞在中、フランシスコ法王は、「宗教指導者」として、日本のカトリック教徒約45万人に祝福を与える…

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