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ゴーン容疑者、3億を知人に送金か 「付け替え」直後

 日産自動車の資金を私的流用し、サウジアラビアの知人に約16億円を送金したなどとして会社法違反(特別背任)容疑で逮捕された前会長、カルロス・ゴーン容疑者(64)が逮捕容疑とは別に、約3億円をこの知人側に送金していたとみられることが関係者への取材で明らかになった。東京地検特捜部は11日に同法違反で前会長を追起訴するとみられ、新たな約3億円についても送金の趣旨を慎重に調べている模様だ。

 ゴーン前会長は2008年10月に私的取引の巨額損失を含む契約を日産に付け替えた際、信用保証に協力したサウジアラビアの実業家、ハリド・ジュファリ氏の同国の会社に09~12年、日産から子会社「中東日産会社」経由で計1470万ドル(約16億円)を送金し、日産に損害を与えたとして逮捕された。

 関係者によると、ゴーン前会長は計約1470万ドルを自身が自由に使える「CEO予備費」から支出していたとされるが、08年12月ごろにも、ジュファリ氏のアラブ首長国連邦の別会社に300万ドル(約3億円)を送金したという。

 特捜部は計1470万ドルについては、ジュファリ氏の信用保証に対する謝礼などの趣旨があり、前会長が日産の資金を私的に流用したとみている。300万ドルも「付け替え」直後の送金であり、同趣旨だった可能性もあるとみている模様だ。

 ジュファリ氏側への送金について、ゴーン前会長は「日産の販売業務などに協力してくれたことへの正当な業務上の対価だ」と違法性を否認している。

 関係者によると、CEO予備費を巡っては、オマーンの販売代理店側に約35億円、レバノンの販売代理店側に約17億円の不透明な送金があったという。どちらもジュファリ氏とは別の知人が経営しているとされる。

 ゴーン前会長はグレッグ・ケリー前代表取締役(62)とともに役員報酬を有価証券報告書に過少記載した疑いで2回逮捕されているが、再逮捕分はまだ起訴されておらず、11日に会社法違反と併せて追起訴されるとみられる。

 弁護人によると、ゴーン前会長は9日夜に高熱を出し、10日は取り調べや接見に応じられなかった。【巽賢司、遠山和宏、金寿英】

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