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馬毛島買収で防衛省と地権者が確認書 今年度中の契約締結へ

 菅義偉官房長官は11日の記者会見で、政府が米空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)の移転候補地としている鹿児島県西之表市の「馬毛島(まげしま)」について、防衛省と地権者が2018年度内の売買契約締結に向けた確認書を交わしたことを明らかにした。買収額は約160億円となる見通しで、防衛省は今年度中に島の引き渡しを実現させる方針。近く県など関係自治体に説明する。

     FCLPは現在、暫定的に東京都・硫黄島で実施されているが、悪天候の影響を受けやすいことや艦載機部隊が駐留する米軍岩国基地(山口県岩国市)から1400キロ離れていることなどから、米側が早期に恒常的に使用できる訓練施設の整備を求めていた。

     11年6月の日米外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)で、恒常的なFCLPの訓練候補地として馬毛島が共同文書に記され、16年から防衛省と島の大部分を所有する東京都の開発会社「タストン・エアポート」との買収交渉が本格化していた。

     島の鑑定価格をめぐり、防衛省の約45億円に対し地権者は約120億円と開きがあったが、双方が同一条件で鑑定価格を算定し、昨年11月末段階で110億~140億円で収束した。その後、地権者側が飛行場用地としてこれまでに実施した島の整備などをさらに評価することを求め、政府が金額を上積みした。【木下訓明】

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