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「いだてん」主人公の「金栗四三ミュージアム」開館 熊本

テープカットして生家記念館のオープンを祝う関係者ら=熊本県和水町で2019年1月11日午前9時14分、中里顕撮影

 熊本県和水(なごみ)町出身のマラソン選手で、日本人で初めて五輪に出場した金栗四三(かなくり・しそう=1891~1983年)の功績を紹介するミュージアムと生家記念館が11日、同町にオープンした。今月3日の地震で同町は震度6弱を観測し学校施設や文化財に被害が出たが、ミュージアムと築200年を超える生家は無事で関係者は予定通りの開館に胸をなで下ろした。

金栗四三=熊本県玉名市提供

 ミュージアムと生家記念館は金栗が主人公のNHK大河ドラマ「いだてん」の放映開始に合わせて町などが整備。ミュージアムには金栗がマラソンで履いていた足袋や、1912年のストックホルム五輪に出場した際に着用したユニホームなどの遺品約30点を展示している他、CGで金栗の小中学生時代を追体験できる設備を整えている。

オープンした生家記念館の内部=熊本県和水町で2019年1月11日午前9時19分、中里顕撮影

 ミュージアムから北西約3キロにある木造平屋(一部2階建て)の生家を改修した記念館には金栗が学んだ勉強部屋などがあり、幼少期のエピソードをパネルや映像で紹介している。両施設とも約1年の期間限定で、町は年間計14万人の来場を目指す。

 町では地震の影響で8日まで一部住民が自主避難を続けるなど不安な日々を過ごしてきた。しかし、ミュージアムのオープン式典には多くの町民らが集まり、高巣泰広町長は「金栗先生が和水町に生まれたことは町民の誇りで、二つの施設を核に町と近隣地域を盛り上げていきたい。3日には大きな地震があったので今後も緊張感を持って臨みたい」とあいさつ。保育園児らがくす玉を割って祝った。【中里顕】

金栗四三生家記念館と金栗四三ミュージアムの位置
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