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にほんでいきる

労働力不足から外国人受け入れを広げる日本。ですが、その子どもたちの権利は十分に守られていません。解決の糸口は。

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外国からきた子どもたち 足で調査、就学支え 家でゲームの子、笑顔戻る

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「いっぽ教室」で、クラスメートとトランプの「神経衰弱」で遊ぶセイロさん(中央)=三重県松阪市で
「いっぽ教室」で、クラスメートとトランプの「神経衰弱」で遊ぶセイロさん(中央)=三重県松阪市で

 日本に住民登録している1万6000人以上の外国籍の子どもが就学不明になっている問題では、自治体の就学状況調査に温度差があることが明らかになった。積極的な調査で不就学が判明し、学校に通うようになった子どもの事例を追った。【奥山はるな】

 昨年10月、三重県松阪市のアパートで、小学校に通っていないフィリピン国籍の兄妹が見つかった。日本での生活に不安を募らせ、不就学となった。「学校のことは考えないようにしていた」。家にこもり、ゲームで時間をつぶす日々。就学のきっかけとなったのは市の調査だった。

 10月上旬の夕方、兄のチコテ・サンダーさん(12)と妹のセイロさん(8)は、いつものように自室でオンラインゲームに熱中していた。会話もなく背中を丸め、それぞれスマートフォンの画面にかじりついていると、玄関の呼び鈴が鳴った。

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