メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

トランプ米大統領、非常事態宣言「すぐにはやらない」

国境警備を巡る地域の指導者との会合で話すトランプ米大統領(左)=ワシントンで11日、AP

 【ワシントン高本耕太】トランプ米大統領は11日、メキシコ国境の壁建設への議会承認を回避する「国家非常事態宣言」について「簡単な道だが、すぐにはやらない。まずは議会が取り組むべきだ」と述べ、引き続き議会の予算措置を求める考えを示した。壁建設費用が含まれていないことを理由にトランプ氏が連邦政府の暫定予算案署名を拒否したことで陥った政府機関の一部閉鎖は、12日に過去最長を更新することが確定的となった。

 昨年12月22日から始まった政府閉鎖は11日、これまで最長だった1995~96年のクリントン政権時の21日間に並んだ。議会は同日、予算の手当てを審議しないまま散会。閉鎖は12日に22日間となり、少なくとも週明けの14日まで続く。11日は政府職員の給与支給日で、約80万人の職員に支払われなかった。

 トランプ氏は、ホワイトハウスで開いた国境警備に関する会合で、不法移民流入を防ぐための壁建設の必要性を改めて強調し、「民主党は協力しなければならない」と述べ、予算措置を求め続ける意向だ。そのうえで「もし彼らができないのならば、非常事態を宣言する」とも語り、大統領権限で費用を捻出する選択肢も維持する考えを示した。

 下院を支配する野党・民主党も譲歩する姿勢をみせておらず、事態は長期化する可能性が高くなっている。大統領選中から壁建設を主要公約に掲げてきたトランプ氏は、記者会見や国民向けテレビ演説、現地視察などさまざまな手段で、不法移民流入問題が「国家的な危機」と訴えているが、各種世論調査で壁建設への支持は3割前後にとどまっている。

 政府閉鎖は職員の生活だけでなく、取引企業や政府機関に依存する地方都市の地元経済にも影響を与えはじめており、今後、国民の反発がさらに高まる可能性がある。

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 質問なるほドリ 「カサンドラ症候群」って? 意図伝わらぬ障害の相手に苦悩 心身に不調=回答・野村房代
  2. 南アフリカ 航空機の車輪格納部から遺体 密入国か
  3. 世界の雑記帳 米ユナイテッド航空機内で子犬死ぬ、座席上の棚に収納指示され
  4. 猛吹雪「ホワイトアウト」で家見えず 自宅数十センチ手前で凍死 北海道当別町
  5. キャバクラ暴行死 未婚10代母、遠い自立 娘残し無念

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです