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芸能発信、復興へ連携 気仙沼などで三陸国際芸術祭

三陸国際芸術祭の開催についての記者会見後、撮影に応じる中村一郎・三陸鉄道社長(中央)ら=東京都新宿区で、佐藤慶撮影

 三陸沿岸で伝承されてきた郷土芸能などの魅力を国内外に発信し、交流を深める「三陸国際芸術祭」が2月9日~3月25日、宮城県気仙沼市や岩手県宮古、大船渡両市など沿岸市町村で開かれる。スマトラ沖大地震の被災地インドネシア・アチェの人々が気仙沼市を訪れる企画も予定され、国内外の被災者たちが復興へ向けて手を携える機会としても期待される。

     同芸術祭は三陸国際芸術推進委員会、国際交流基金アジアセンター、NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク主催で、5回目。同委員長の中村一郎・三陸鉄道社長や、同法人の佐東範一理事長らは昨年12月、東京都内で記者会見し、イベント概要を説明した。

     開催地域の芸能団体など約17団体のほか、国内のダンサーや、インドネシアのグループなどが参加。2月9日は午前11時から宮古市のイーストピアみやこでオープニングセレモニーがあり、花輪鹿子踊りなどを披露する。3月1~3、10日には大船渡市でパフォーマーとの交流会なども予定されている。

     その他、インドネシアと三陸の人々が触れ合う企画なども開かれる。「気仙沼のインドネシア人」では、気仙沼市に住むインドネシア人の研修生や実習生たちに話を聞いた映像を同2~24日にかけて、同市内の気仙沼図書館などで披露する。

     「三陸とアチェ、200キロサイクリング」では、仙台市で活動するアーティストの門脇篤さんが同12~14日にかけて仙台市から石巻市、南三陸町、気仙沼市を経由して、岩手県大槌町までの約270キロを自転車で移動。その際に撮影した写真などを同15~17日に大槌町で展示する予定だ。

     「想いにふれる せかいが広がる どこでもピントゥさんぽ in 三陸」では、インドネシア・アチェの人々が同13~19日にかけて、気仙沼市の気仙沼向洋高校の旧校舎など三陸の震災遺構を含んだツアーを巡り、交流会なども実施する。

     中村氏は「芸術祭に沿岸全体で取り組むことは復興にも大きな力を与えてくれるのではないか。国内のみならず海外からもぜひ足を運んでもらいたい」と期待を寄せている。

     詳しい日程などの問い合わせは三陸国際芸術祭事務局(0192・22・9830)まで。【佐藤慶、木村光則】

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