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密集の狭いサイド突き勝ち越しトライ 明大WTB高橋の的確な状況判断

【明大-天理大】前半、突破からトライを決める明大の高橋=東京・秩父宮ラグビー場で2019年1月12日午後2時36分、藤井達也撮影

全国大学ラグビー決勝(12日、秩父宮)

 ○明治大学22-17天理大学●

     優勝直後のインタビュー。貴重な勝ち越しトライを挙げた明大のWTB高橋は約2万人の観客に向かって、声を張り上げた。「歓声がすごくて、何が何だか分からないです」。あふれる思いが共感を呼び、この日2度目の大歓声を浴びた。

     同点の前半22分、相手陣右サイドの22メートルライン付近から、SH福田が「パスダミー」を入れ、左オープンへ展開すると見せかけた。つられて左サイドへ動いた相手防御をよそに、後方から狭い右サイドへ走り込んだ高橋は福田からパスを受け、防御ラインを突破。地鳴りのような歓声を背に、インゴールへ飛び込んだ。「あそこ(密集の狭いサイド)が空いていると情報があった」と高橋。緻密な分析を基にした的確な状況判断で、鮮やかなトライを生み出した。

     大阪・常翔学園高から入部したバックスリーダーで、フィジカルの強さとスピードを生かした縦への突破が持ち味。名門復活をかけた大一番で、冷静さと勝負強さを持ち合わせていることを証明した。

     「優勝できて最高だ」。余韻に浸るように、充実感を漂わせた。【谷口拓未】

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