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ストーリー

レジェンド土田、最後のパラ(その1) みんなの力証明する

2連覇を果たしたパラトライアスロンの世界シリーズ横浜大会で、最後のランを終えて笑顔でフィニッシュする土田和歌子=横浜市で2018年5月12日、宮武祐希撮影

 二つの影が、重なった。

 昨年9月、相模湾に面した神奈川県葉山町の海岸。2020年東京夏季パラリンピックのトライアスロンで金メダルを目指す土田和歌子(44)=八千代工業=は、夫でコーチの高橋慶樹(けいじゅ)さん(45)と、課題であるスイムの練習に訪れた。近くの旅館でウエットスーツ姿になった土田は、砂浜にさしかかると、車いすを止めた。それ以上は車輪が沈んで進めない。寄り添う高橋コーチが前に回り込み、ひざをつく。土田はその背中に乗り移り、波打ち際まで進んだ。季節外れの海岸は静かで、波と海風の音だけが聞こえた。

 土田は日本勢で唯一、パラリンピックの冬季と夏季の両大会で計3個の金メダルを獲得している。1998年長野冬季大会のアイススレッジスピードレース1000メートルと1500メートル、04年アテネ夏季大会の陸上5000メートルだ。さらに昨季、「最後の挑戦」と位置づける東京パラリンピックに向けて、陸上からトライアスロンに転向。パラリンピック界の「レジェンド」は今も過酷な練習を積む。

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