阪神大震災

レインボーハウス20年 震災遺児癒やし 「大家族」ぬくもり今も

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震災遺児が描いた「黒い虹」の絵を持って20年間を振り返る神戸レインボーハウスの富岡誠さん=神戸市東灘区で2018年12月14日、反橋希美撮影
震災遺児が描いた「黒い虹」の絵を持って20年間を振り返る神戸レインボーハウスの富岡誠さん=神戸市東灘区で2018年12月14日、反橋希美撮影

 阪神大震災の遺児を支援してきた「神戸レインボーハウス」(神戸市東灘区)で13日、遺児と家族が交流を深める「想(おも)いを明日へつなぐ会」が開かれた。施設は今月、開設から20年を迎えた。573人の震災遺児は全員が成人し、施設の役割は病気や事故などで親を亡くした子どもの支援へ変わったが、遺児らにとって、心のよりどころであり続ける。

 レインボーハウスはあしなが育英会(本部・東京都)が1999年1月9日、寄付を元に国内初の震災遺児の心のケア専門施設として開いた。施設内には一人で思い切り泣ける「おもいの部屋」やサンドバッグを殴ってストレスを発散する「火山の部屋」などを配置。同じ年代で交流し、感情を吐き出せるプログラムを実施した。

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