名古屋大、植物受精卵の分裂で液胞の働き確認

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 名古屋大トランスフォーマティブ生命分子研究所の植田美那子特任講師(植物発生学)らの研究グループは、植物の受精卵が細胞分裂を始める際、細胞内の小器官「液胞」が重要な働きをしていることを発見した。これまで分裂時の液胞の動きは分かっておらず、植物の成長の基本原理を解明する糸口になると期待される。15日、米科学アカデミー紀要(電子版)に掲載された。

 植物の受精卵は受精後、花や茎になる上側の小さい細胞と、根になる下側の大きい細胞に分裂することが分かっているが、その過程は不明だった。チームはシロイヌナズナの種子を用い、特殊な蛍光たんぱく質を使用することで液胞の動きを観察した。液胞は脱水して縮んだ後、細い管を作り細胞下部に移動。上部の空いた空間に核が移り、非対称に受精卵が細胞分裂する様子を確認した。

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