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労働力不足から外国人受け入れを広げる日本。ですが、その子どもたちの権利は十分に守られていません。解決の糸口は。

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外国からきた子どもたち 学びの門狭く、母娘心中 「高校へ」夢途切れ

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プリンセスさんが通った学習支援教室に保管されていた申込書。プリンセスさんの学校名は空欄になっていた=神奈川県横須賀市で2018年11月(画像の一部を加工しています)
プリンセスさんが通った学習支援教室に保管されていた申込書。プリンセスさんの学校名は空欄になっていた=神奈川県横須賀市で2018年11月(画像の一部を加工しています)

 外国籍の子どもが就学不明になっている問題では、外国人が義務教育の対象ではないことが不就学を生む主な原因と指摘された。義務教育ではない高校生の年齢になると、外国籍の子どもの「学びの場」の門戸は、さらに狭まる。

 神奈川県三浦市で2015年秋、フィリピン国籍の少女(当時16歳)が亡くなった。命を奪ったのは、日本での生活に疲れ、心を病んだ母親(39)だった。少女の名前はプリンセスさん。関係者の証言からは、日本での居場所を探し苦しむ母子の姿が浮かぶ。

 「今度一緒に住むことになりました」。15年6月、母親は来日したばかりのプリンセスさんを連れ、同じ地区の住民らにあいさつして回っていた。笑顔を浮かべる母親の後ろには、所在なさげなプリンセスさんが立っていた。

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