EU離脱合意案、英下院が歴史的大差で否決 混迷深まる メイ首相は「21日にも代替案」
【ロンドン矢野純一、ブリュッセル八田浩輔】英下院は15日夜(日本時間16日早朝)、欧州連合(EU)からの離脱合意案を採決し、賛成202、反対432の大差で否決した。野党労働党は内閣不信任案を提出し、16日夜(日本時間17日未明)に投票が実施される。議員の大半は経済が大混乱する「合意なき離脱」を避けるよう求めているが、議会は離脱派と残留派に分断されたままで、3月の離脱期限が迫る中、先行きは混沌(こんとん)としている。
メイ首相は否決直後、下院で「議会が合意案を支持しないのは明らかになった」と敗北を認めた。一方で、E…
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