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芥川賞に上田岳弘さんと町屋良平さん 直木賞に真藤順丈さん

作家の上田岳弘さん=東京都文京区で2019年1月

 第160回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が16日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞に上田岳弘さん(39)の「ニムロッド」(群像12月号)と、町屋良平さん(35)の「1R1分34秒」(新潮11月号)が、直木賞に真藤順丈(しんどうじゅんじょう)さん(41)の「宝島」(講談社)が選ばれた。上田さんは3回目、町屋さんは2回目、真藤さんは初の候補での受賞になった。「宝島」は山田風太郎賞とのダブル受賞。贈呈式は2月下旬、都内で行われ、正賞の時計と副賞の100万円が贈られる。

 上田さんは兵庫県明石市生まれ。早稲田大卒。ITベンチャーの設立に加わって現在まで役員を務めつつ、小説を執筆している。2013年「太陽」で新潮新人賞を受賞しデビュー、15年「私の恋人」で三島由紀夫賞、18年には「塔と重力」で芸術選奨新人賞を受賞した注目株。SF的とも評される手法を用いて、物語を観念の世界につなぐ作風だ。

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