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没後200年・伊能忠敬を歩く

/9 茨城の「小京都」古河 家老の絵地図に「接触」の謎

古河歴史博物館の向かいには映画「伊能忠敬 子午線の夢」の撮影にも使われた鷹見泉石記念館があり、主演の加藤剛(右)の写真が飾られていた=茨城県古河市で、広瀬登撮影

 蝦夷(えぞ)地へ測量の旅に出た伊能忠敬は出発2日目の1800年6月12日夕刻、利根川を渡り古河(こが)宿(茨城県古河市)に入った。『測量日記』をひもとくと、この日は朝に大沢宿(埼玉県越谷市)をたち、幸手や栗橋の各宿を経て北上、古河まで計9里23町を歩いている。現代の距離に換算すると約38キロ。初日には千住宿から大沢宿まで4里(約16キロ)を歩いているから、かなりペースが速い。蝦夷地が冬に入る前に測量を終えたいとの思いがあって、急ぎ足だったのだろう。

 現在、古河へは東北線を使えば上野から約1時間。東京への通勤圏だ。人口約14万人。駅を西口に降りると、目の前にそびえる高層マンションを仰ぐ。忠敬が歩いた日光街道は、今は県道261号となって市の西側を南北に走る。電柱が地中に埋められているため見通しがよく、「古河宿」と書かれた行灯(あんどん)が所々に立つ。

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