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世界が広がる「紙の新聞」=南野森 九州大法学部教授

 紙の新聞を毎日読む人が減っている。最近の学生に聞くと、実家でも新聞を取っていないことが多いし、ましてや1人暮らしで購読する学生などほぼいない。新学期に私が新聞購読を強く勧め、ようやくごく一部の学生が取り始める程度である。

 私が新聞購読を勧めるのは、まずは新聞を読む習慣を身につけてほしいからである。読まずに捨てるのはもったいない、せめてページを少しめくるくらいはしないと、と思えるようになれば、しめたものである。

 紙の新聞の情報量は膨大である。ページをめくることで、読者は、今まで関心のなかったニュースとも偶然出合うことができる。ジャーナリズムの専門的知見と職業倫理に裏打ちされ編集された記事が、読者の眼前に飛び込んでくるのである。真偽不明の情報が氾濫し、自分の関心でクリックしなければ情報に出合えないネットに比べると、情報の信頼性と多様性という点で、新聞は依然として優位にある。

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