大相撲

稀勢の里引退 愛された横綱 山あり谷あり涙あり

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引退を表明し、記者会見する横綱・稀勢の里(左)と、田子ノ浦親方=渡部直樹撮影
引退を表明し、記者会見する横綱・稀勢の里(左)と、田子ノ浦親方=渡部直樹撮影

 16日に引退を決めた横綱・稀勢の里は、早くから久々の日本出身横綱候補として期待を集めた。若手時代は全盛期の横綱・朝青龍に一目置かれ、横綱・白鵬の連勝記録を止めた。一方で下位に取りこぼすことも多く、大関になってから何度も優勝を逃した。15歳で角界入りした、現在の幕内では少数派の「たたき上げ」。時には人目をはばからず涙も見せる、山あり谷ありの歩みは絶大な人気を集めた。【飯山太郎】

 稀勢の里は元横綱・隆の里の先代師匠(11年11月死去)に弟子入りし、2002年春場所で初土俵を踏んだ。新入幕を機に、「稀(まれ)な勢いを作れ」という先代師匠の願いを込め、本名の萩原からしこ名を改めた。その名の通り、04年九州場所の新入幕は昭和以降では貴乃花に次ぐ2位の年少記録になる18歳3カ月。19歳2カ月で初三賞の敢闘賞と、スピード出世を遂げた。

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