「阪神経験した自分がやる」熊本地震被災地で息の長い支援

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
朝食を食べる被災者と言葉を交わす松岡さん。息の長い支援を誓う=熊本県益城町で2019年1月12日午前7時58分、中里顕撮影
朝食を食べる被災者と言葉を交わす松岡さん。息の長い支援を誓う=熊本県益城町で2019年1月12日午前7時58分、中里顕撮影

 1995年の阪神大震災と2016年の熊本地震の両方を経験した熊本市東区の被災者支援団体代表、松岡亮太さん(34)が、熊本地震の被災地で息の長い支援を続けている。「阪神を経験した自分がやらなければ」。被災者が日常生活を取り戻し、自分たちが必要なくなる日まで寄り添うつもりだ。

 24年前、松岡さんは小学生の時に神戸市の自宅で阪神大震災を経験した。自宅に大きな被害はなかったが、多くの建物が全半壊し、家屋の下敷きになるなどで市内の死者は4571人に上った。被災した同級生と遊ぶために仮設住宅団地に通った。見慣れた景色は一変し、当たり前だった日常を奪われて悲嘆に暮れる被災者を目の当たりにした。

 仮設住宅団地で若いボランティアの女性に出会った。幼い頃に母親と離別し男手一つで育てられた松岡さんは当時、心を閉ざしがちだった。しかし、声をかけられるうちに心を開くことができ、打ち解けられるようになった。女性は活動期間を終え、被災地を後にした。寂しさが残った。

この記事は有料記事です。

残り534文字(全文958文字)

あわせて読みたい

注目の特集