「皇后さまのスイセンで再建」神戸の生花店

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震災後に再建した生花店で笑顔を見せる森本照子さん=神戸市兵庫区で2019年1月17日午後3時6分、幾島健太郎撮影
震災後に再建した生花店で笑顔を見せる森本照子さん=神戸市兵庫区で2019年1月17日午後3時6分、幾島健太郎撮影

 震災で壊滅的被害を受けた神戸市長田区の菅原市場で、森本照子さん(68)は発生当日、新装開店するはずの生花店「花恋(かれん)」を火災で失った。皇后美智子さまが焼け跡に手向けられた黄色いスイセンを励みに必死で店を建て直し、今年12月で再開10年。平成最後の1・17を迎え、「美智子さまのおかげでここまで来られた」と思う。体は少しずつ衰えるが、「命が続く限り、花束を作ろう」と誓った。

 森本さんはあの日、夫政一さん(62)と午前2時過ぎまで新装開店の準備をし、店舗兼自宅の2階で寝ていた午前5時46分、激しい揺れが襲った。建物は全壊。夫婦で逃げたが、大正から続く市場は猛火に包まれ、店は花とともに消えた。

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