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原発と暮らし

島根2・3号機のいま/4 交付金財源に地域振興 「高度化」計画完遂されず /鳥取

旧鹿島町の地図を前に島根原発と自宅の距離などを説明する中村栄治さん=松江市で、根岸愛実撮影

 1963年8月6日は中国電力島根原発(松江市)の歴史が始まった日だ。当時の島根県知事が国による立地調査の要請を受け入れた。くしくも55年後の昨年8月6日、溝口善兵衛知事は3号機の新規制基準審査の申請を容認した。元知事が期待したのは「原発による産業構造の高度化」だった。

 「『夢』破れて山河あり……です」。原発から約500メートルの場所に自宅がある旧鹿島町(松江市)の元町議、中村英治さん(82)は語る。1号機の運転開始を2年後に控えた1972年から2000年までの間に通算4期、町議を務めた。

 バブル期と重なる80年代半ばから後半にかけて地元の製造業、小売業とも業績を伸ばしたものの、高度化に…

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