検証・災害列島

/3 住民が防災計画、自主避難は大幅増 「命は自分で守る」浸透

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松山市五明地区の地区防災計画について説明する自主防災組織役員の吉金茂さん=松山市で2018年12月16日、久保聡撮影
松山市五明地区の地区防災計画について説明する自主防災組織役員の吉金茂さん=松山市で2018年12月16日、久保聡撮影

 「避難が全町で約10人とは……」。愛媛県伊方町の防災担当職員が嘆く。昨年7月の西日本豪雨で全町民約9500人に自主避難を呼びかけたが、わずかしか応じなかった。

 伊方町は、県内で被害が集中した南予地域に位置する。同町でも7月5日から4日間で計321ミリの雨が降り、土砂崩れや倒木が相次いだ。町は7日午前8時20分、防災行政無線などで全町民に自主避難を呼びかけた。

 避難者の少なさに、町はショックを受けた。全55地区に自主防災組織はあるが、防災意識が低いと避難に結びつかない。そう思い知らされ、町は昨年9月、住民主体の「地区防災計画」作りを通して意識を高めようと、自主防災組織の代表者全員を集めて策定を促した。

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