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メキシコの麻薬王・エルチャポ裁判傍聴記(1)拷問部屋、殺しのセレナーデ

 ニューヨーク市ブルックリン地区にある連邦地裁で、メキシコの麻薬王、ホアキン・グスマン(通称「エルチャポ」)を被告とする裁判が行われている。

 エルチャポは、世界最大級の麻薬密輸犯罪組織「シナロア・カルテル」の首領で、米当局者に「アル・カポネ(禁酒法時代の暗黒街の帝王)よりずっと危険」と呼ばれた男だ。2016年1月にメキシコで逮捕され、17年1月にメキシコから米国に移送された。麻薬密輸やマネーロンダリング(資金洗浄)など17の罪で起訴されたが、無罪を主張。18年11月に始まった裁判は数カ月間続く見通しだ。

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國枝すみれ

1991年入社。英字新聞毎日デイリーニューズ編集部、西部本社福岡総局で警察担当記者、ロサンゼルス支局、メキシコ支局を経て、2016年4月からニューヨーク特派員。05年、長崎への原爆投下後に現地入りした米国人記者が書いたルポを60年ぶりに発見して報道し、ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

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