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サッカー日本代表

塩谷“地元”で代表1号!3連勝&1位突破導く大活躍(スポニチ)

アジア杯1次リーグF組 日本2-1ウズベキスタン(2019年1月17日 UAE・アルアイン)

 F組の日本は1次リーグ最終戦でウズベキスタンに2-1で逆転勝利し、1位突破を決めた。1-1の後半13分にボランチで約4年3カ月ぶりに国際Aマッチに出場した塩谷司(30)が、A代表初ゴールとなる強烈な勝ち越しミドル弾を決めた。UAEのアルアインに所属し、昨年12月のクラブW杯でレアル・マドリードから得点を奪った男が“地元”で大活躍した。21日の決勝トーナメント1回戦ではE組2位のサウジアラビアと対戦する。

     火を噴くようなシュートだった。「無心で、コースは見えていたので、思い切り突き刺すだけだった」。相手守備陣も守護神も微動だにできない。1-1の後半13分、ゴール正面でこぼれ球に詰めた塩谷は利き足ではない左足を迷いなく振り抜くと、ボールは右ネットへ突き刺さった。1次リーグ首位突破に導くスーパーミドル弾に“地元”アルアインは、この日一番の大歓声に包まれた。

     「優勝するために自分にできる最大限のことをしたい」と3年3カ月ぶりの代表への貢献を誓った30歳が、その言葉通り救世主となった。広島時代の同僚、青山とダブルボランチを組んで4年3カ月ぶりに国際Aマッチに先発。「青ちゃんの特長は分かっているのでやりやすかった」。こぼれ球に素早く反応してFW北川の枠内シュートを演出するなど、先月28日まで公式戦にフル出場していた試合勘の高さをうかがわせた。

     17年6月に広島からUAEのアルアインに移籍。真夏なのにシャワーは熱湯しか出なかった。クラブには、いるはずの通訳がいなかった。モロッコ人など日本にはいない異国のFWとの対戦で、対応力が鍛えられた。定位置のサイドバックだけでなく、ボランチでも出場。どの位置でも戦える選手に成長した。

     UAEに来た目的の一つは、この大会への出場。そして森保ジャパンデビューの地は「いつもやっている」と普段の練習でも使用している地元の会場。ドラマのような巡り合わせで舞台に立った。

     UAEに来てからやめたことがある。「自分を評価していても、いいことがない。反省すべきところはした方がいいけど、その時々でベストを尽くして、失敗に対して深く考えるのはやめよう」。それがプロのあり方だと気づいた。

     昨年12月のクラブW杯では、決勝でレアル・マドリードから得点を奪った。休暇を過ごしていたマルタから追加招集で代表に駆けつけると、今度は日本代表でA代表初ゴールを奪った。「勝ちにつながるゴールを決めたことは自信になる」。アルアインのピッチに、遅咲きの花が咲いた。

     ◆塩谷 司(しおたに・つかさ)1988年(昭63)12月5日生まれ、徳島県小松島市出身の30歳。12年から広島に在籍し森保監督の下、3度のJ1リーグ制覇を経験。高い身体能力と足元のうまさに定評がある。17年6月からアルアイン(UAE)に移籍し、18年のクラブW杯では2得点を挙げて準優勝に貢献した。1メートル82、80キロ。利き足は右。(スポニチ)

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