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群馬の記憶 第2部/2 太田・金山城跡 石垣発掘、定説を覆す 戦国期の特徴残し人気 /群馬

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 太田市の中心市街地の北に、なだらかな山容を見せる金山(標高239メートル)。その山中にある金山城跡で、それまでの城郭史の定説を覆す発見がもたらされたのは平成4(1992)年から始まった調査だった。【阿相久志】

 金山城は、現在の太田市一帯を拠点とした新田一族の岩松家純が、文明元(1469)年に築城を始めた。その後、上杉謙信や武田勝頼ら有力戦国武将の数度の攻撃に耐えた。小田原北条氏の政略で、その支配下となり、豊臣秀吉の小田原攻めで北条氏が滅びるとともに天正18(1590)年、廃城となった。築城から廃城までの約120年間、難攻不落を誇った名城だ。

 昭和9(1934)年、県内で最初の国史跡に指定されたものの長らく全国的な知名度は低かった。一躍注目を集めるようになるのは平成4(92)年。この年に始まった本格的な発掘調査で、当初はないとされていた石垣の遺構が見つかったからだ。

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