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南光の「偏愛」コレクション

鶴瓶さんの「尊父」六代目松鶴師匠の巻

落語会「夢の三競演」の楽屋で対談した笑福亭鶴瓶さん(左)と桂南光さん=大阪市北区で、平川義之撮影

 「南光の『偏愛』コレクション」、2019年初回は笑福亭鶴瓶さんをお迎えします。昨年もお茶の間で、劇場で、たくさんの人を楽しませた鶴瓶さん。桂南光さんが「ずーっと一番おもろい」と敬愛する後輩です。その「笑福亭鶴瓶」を生み出したのは、没後30年以上を経た今も、数々の名高座の音源が聴き継がれ、ハチャメチャかつ愛すべき人物像が語り継がれる上方落語界の伝説的存在、六代目笑福亭松鶴(しょかく)。鶴瓶さんの原点であり、南光さんも愛してやまない偉大な師匠について、気心の知れた2人が語り合いました。【構成・山田夢留】

 南光 私は落語のこと全然知らんと入門してんけど、もし知ってたら松鶴師匠のとこへ行ってたかもしれんというぐらい、実は松鶴師匠が大好きなんです。こないだも、ある古典落語を松鶴師匠の型でやらせてもらいたいと思(おも)て音源聴いてたら、僕がずっと疑問に思てたくだりを別の形でやってはって、それがすごく自然で感動した。松鶴師匠も疑問に思てはって、考えはったんやな、と。豪快と言われてはるけど、すごく細かく考えてやってはったよね。

 鶴瓶 そうです。「豪快」だけであんな落語は無理ですよ。稽古(けいこ)してるとこ一切弟子には見せなかったから、どこで覚えてはったのかしらんけども、どのネタも完全に松鶴のものにして一つの形を出してるっていうかね。僕は学生の時、京都の市民寄席で「仏師屋(ぶっしや)(盗人(ぬすっと))」を見て転げて笑(わろ)て。ニン(芸風・持ち味)がそのままじゃないですか。覚えてやってることじゃなくて体に入ってるから、…

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