猫保護シェルター新設で寄付募る 名古屋の動物愛護団体

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花の木シェルターで保護されている猫=名古屋市西区で2019年1月9日午後3時54分、高井瞳撮影
花の木シェルターで保護されている猫=名古屋市西区で2019年1月9日午後3時54分、高井瞳撮影

 名古屋市西区の動物愛護団体「花の木シェルター」が猫のシェルター新設に向け、インターネットで運営資金600万円の寄付を募っている。大量に飼育して管理しきれなくなる「多頭飼育崩壊」に陥った飼い主から、保護を求められるケースが増えているためだ。

 飼えなくなったり捨てられたりした猫はまず、市の動物愛護センターに収容される。ただ、施設に余裕がなく、受け入れが難しいケースも少なくない。殺処分ゼロを目指す花の木シェルターは2014年から、こうした猫を保護して新たな飼い主を探している。

 しかし現在、花の木シェルターには140匹がおり、ほぼ「満員」の状態。そうした中で市が18年度に殺処分した猫は12月末までに310匹となり、17年度1年分を既に52匹上回っている。

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