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クトゥーゾフの窓から

日露の架け橋を(3) ロシアに受け入れられた演目 バレエと日本舞踊のコラボ作品

 幕が閉じた後に数秒の沈黙があったが、すぐに拍手が沸き上がった。まるで拍手そのものに命が吹き込まれたようであり、一定のリズムで途切れなく続いていく。手拍子の津波が押し寄せる中、まずは和楽を演奏し、おはやしを歌った女性6人が深々と頭を下げた。そして3人の日本とロシアの舞台芸術家が姿を現す度に、拍手の音量が上がっていった。

 1月15日。ロシア第2の都市、サンクトペテルブルクでは、古典バレエと日本舞踊を掛け合わせたコラボレーション演目「信長-Samurai-」が上演された。ツアーはサンクトペテルブルクを皮切りにして、シベリアの都市ウランウデを回り、首都モスクワで幕を閉じる。作品は織田信長の半生を巡り、斎藤道三、明智光秀や豊臣秀吉が登場して、愛憎を交えた人間模様を描いている。信長と道三の出会いや桶狭間の戦いという史実に…

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大前仁

モスクワ支局記者 1969年生まれ。1996年から6年半、日経アメリカ社でワシントン支局に勤務。毎日新聞社では2008年から13年まで1回目のモスクワ支局に勤務。

大前仁

1969年生まれ。2008~13年、18~20年にモスクワ支局勤務。現在は旧ソ連諸国や米国の情勢、日露関係を担当。

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