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食べごと くらしごと MUSUBIYA日記 「つくり手」の哲学に魅了 /島根

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「極-KIWAMI-食べる通信from島根」の最新号を手にする筆者(左)と中尾祥子編集長/撮影:フォトハンターchisako
「極-KIWAMI-食べる通信from島根」の最新号を手にする筆者(左)と中尾祥子編集長/撮影:フォトハンターchisako

 <食べごと くらしごと MUSUBIYA(むすびや)日記>

 島根で生まれ育ち、ここで暮らすことが誇りになったのはいつからだろう。20歳のころまでは、島根県生まれであることに、何となく照れがあった。そんな私が、様々(さまざま)な仕事に導かれ「島根の食」と向き合うことになった。

 いま日本の食は文化から、効率化・均一化が求められる食文明に変わろうとしている。今ならまだ、島根の食文化が各地域に息づいている。受け継がれてきた食文化を記録し、次の世代に繋(つな)ぐことが、この時代に生きる私たちの使命ではないだろうか。その想(おも)いが日々強くなる。天地(あめつち)の恵みを人の手で繋ぐ。次の世代に一つでも多く繋いでいくことができれば、なんて素敵(すてき)なことだろう。

 一昨年の冬、同じ思いを持つ仲間が結集し、「極-KIWAMI-食べる通信from島根」を創刊した。「食べる通信」とは、食のつくり手を特集した地域情報誌だが、その号の目玉となる食べものを“付録”に付けているのが特色だ。現在、全国各地で、食を発信したい人の手によって発刊されている。

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