- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

チンパンジーがアート作品の動画を見たら、どんな気持ちを抱くのでしょうか。そんな疑問に迫る研究が京都市動物園(左京区)を舞台に進んでいます。ヒトにとって「進化の隣人」と言われるチンパンジー。我々が映画やテレビなど映像作品に興味を抱くのはどういう原理が働いているのか、ひもとく試みでもあります。今月14日から4日間行われた実験の様子を見てきました。
屋内展示室のガラスを隔てて備えたモニター画面に40秒程度の映像を断続的に流し、アイトラッカーと呼ばれるセンサーを使って視線を記録する--。こんな実験に「協力」したのは、市動物園で飼育されているメスのコイコ(推定42歳)、オスのタカシ(30歳)、ジェームス(25歳)、ニイニ(5歳)の4頭です。抽象的な模様がめまぐるしく変化するカラフルな映像や、上半身裸の男性が登場するシュールな映像など4種類の動画…
この記事は有料記事です。
残り573文字(全文946文字)