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松山支局の隣で今、ビルの建設工事をしていて、たまにその影響で、支局が入っているビルにも振動が伝わることがあります。工事をしていると分かっているので、地震と勘違いすることはないのですが、体は一瞬、ビクッと反応します。地面や建物の揺れに対して、私は敏感に反応する方かもしれません。きっかけは、1995年1月17日に発生した阪神大震災でした。
震災から1週間後に取材で神戸市に入りましたが、当時、あれほどの大災害を取材した経験はなく、とまどいの連続でした。街を歩けば、倒壊したビルが道路に横倒しになっていたり、あちこちで家がつぶれていたり、遠くに見える建物が傾いていたりと、少し平衡感覚がおかしくなりました。何度も余震があり、取材を続けながらずっと緊張感がありました。
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