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黒武御神火御殿-三島屋変調百物語六之続

/168 第四話 黒武御神火御殿=宮部みゆき 題字・絵 藤枝リュウジ

 三島屋と瓢箪(ひょうたん)古堂は三丁ばかりしか離れていない。しかし、嫁に出した側の三島屋は、この三丁を十里のように心得ておかねばいけない。

 --おちかはもう瓢箪古堂さんの者になったんだ。実家が出しゃばるのはみっともないことだからね。

 近所だからこそ慎まないとと、お民が厳しく目を光らせている。

 それに、仮にお民に叱られなくても、富次郎自身、おちかと勘一の若夫婦に何となく照れくさいような遠慮があって、以前のような気楽な付き合いはできなくなっていた。

 無論、妬みとかひがみなどの悪い感情があるのではない。二人の幸せを心から喜んでいる。ただ気恥ずかしい…

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