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カンボジアに通い始めたばかりの頃に撮った一枚。生活のため、市場でゴミを拾い集めながら歩いていた子どもたち

 時折、「なぜ、子どもを撮るのか」と尋ねられることがある。きっかけは16歳の時のカンボジア渡航で、人身売買の被害に遭い、虐待を受けながら働かされた過去を持つ子どもたちと出会ったことだった。戦争の爪痕や貧困、そんな社会のしわよせが、子どもたちに向かっていくことを目の当たりにした。だからこそ子どもの表情は、社会の姿そのものなのだと気がついた。

 新しい年を迎えた今、改めて子どもたちが「生まれてきてよかった」と心から思えるために、どんな大人であるべきなのかを考える。昨年を振り返れば、厳しいニュースばかりが思い浮かぶ。戦闘や化学兵器の問題にとどまらず、性暴力や差別、貧困といった問題は日本でも隣り合わせだ。取材していて改めて気づくのは、その問題に近い人々ほど、問われれば押し黙ることだった。殺りくに加担した人、人身売買を知りながら見過ごしてきた…

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