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山口歩さん(51)=生駒市
共に知的障害を伴う自閉症の長男真生(まお)さん(17)=県立奈良西養護学校高等部2年=と、次男悠生(ゆう)さん(15)=生駒市立緑ケ丘中3年=の子育て奮戦記「もしも願いが叶(かな)うなら」が「第53回NHK障害福祉賞」の最優秀賞に選ばれた。
「こうなったら自閉症を育てるプロになるしかないな」。長男に続いて次男が自閉症と診断された時、夫幸人さん(45)の言葉に力をもらった。
もしも一つだけ願いが叶うなら--。障害に理解がなかった頃だったら「息子の自閉症を治して!」と願ったかもしれない。しかし、今は「2人が自閉症のままで、楽しく愉快に生きていける世界にしてください」と心から願う。
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