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経済観測

EUは下方景気循環へ=国際公共政策研究センター理事長・田中直毅

 年明け以降発表の欧州連合(EU)の経済統計は、景気の下方転換が昨年11月以降だったとする。昨年10月の米国に発する株式市況下落が輸出依存型のEU経済に、同時調整を強いたのだ。

 まずEUの工業製品価格は昨年11月に対前月比でマイナス0・4%となった。0・8%上昇の10月までは、一昨年夏以降上昇が基調で、11月の急落はエネルギー部門の1・1%マイナスが主因だった。資本財、消費財は横ばい圏で、世界経済の先行き見通し変化がエネルギー価格の集中的な調整に結実した。

 EUの消費者物価の12月速報は、対前年同月比で1・6%上昇にとどまる。夏場から10月までは2%強で、11月の1・9%に続き上昇率の下方修正となった。

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