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学生時代糧に縦横無尽
1400年の歴史を誇る最古の流派・金春流の能楽師として舞台に立つ傍ら、講演や体験会を精力的に開いて子供からリタイア世代まで幅広く日本の伝統芸能をPR。「人間の心には神も鬼も宿る。善悪、白黒の二者択一ではない」と能楽の根底に流れるテーマ「共存共栄」を熱く語る。
祖父の能楽師・梅村平史朗の影響を受けて5歳で初舞台を踏み、12歳で初シテ(主役)を演じて能楽師になる決心を固める。より深く能を知るため、能を含む中世文学研究で知られる国学院大文学部に進学した。
入学後も舞台を務めながら、一度途絶えた同大の金春流サークルを復活させたり、時には授業中でも台本を広げて謡を暗唱したりと修行に努めた。「大学にはほぼ遊びに行ったようなもの」と苦笑いするが「その中で能楽以外の見聞を広げられたことは収穫」と学生時代を振り返る。
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